2009年08月31日

ハエトリソウの種・発芽率

種蒔きから一ヶ月以上経過しましたので
ここらで発芽率、生存率をまとめます。
現在の赤い竜の幼株。結構赤い(^-^)






ハエトリソウの種は、採り蒔きをすれば9割以上の発芽率があるとの
話しですが結果は・・!

あ、蒔いた種は、前に報告した結果から里子に出した41個を除く
161個でのデータになります。

では、個別に明かして行きますと。。。
まず、赤い竜(5号)は、105個蒔きまして
 発芽・・・・・84個(80%)
 未発芽・・・21個(20%)
 枯死・・・・・発芽した84株の内、24株(生存率:71%)
と、ちょっと届かないけれどまずまずの発芽率。
だが、その後の枯死が多いような気がする。

次ぎは、普通種(1号、2号、3号、6号)の種。
時期のずれている1号とその他で分けて集計しますね。
1号以外は、17個で
 発芽・・・・・15個(88%)
 未発芽・・・ 2個(12%)
 枯死・・・・・発芽した15株の内、0株(生存率:100%!)
非常に優秀で、枯死したのも無し。

1号は、39個で
 発芽・・・・・10個(26%)
 未発芽・・・29個(74%)
 枯死・・・・・発芽した10株の内、1株(生存率:90%)
・・・。
他の種と比べて時期が2週間ほどずれているとはいえ
一ヶ月以上経っているのにこの発芽率はいったい。。。
まあ、発芽しているのもようやく発芽し始めたところと言った感じなので
もう少し待てば80%ぐらいまで行くのか?

それより、赤い竜の枯死の数が多いぞ。なんでだよー。
枯れたのは、発芽して双葉が開く前に枯れてるんですよね。
発芽タイミングが微妙にずれる種を混ぜたから
苗の生長優先になり、水の管理が控え気味になったけどその所為なのか?
室内に置いているから風通しが悪く腐った?(違うなぁ
用土の粒が粗くて根付けなかった!!?(有りそう

今年はもうこのまま行くしかないので
上手く育っている苗には、丈夫になって冬を越してほしいな。
原因の推測は出来たので次回はこれを回避すべく対策を立てて
望みたい。(いつ?w来年は種採らないYO!  続きを読む

Posted by K at 22:37Comments(0)TrackBack(0)食虫植物

2009年08月29日

3号、4号植え替え

気になっていた4号の状態を確認するついでに
植え替えをした。

ミズゴケは、赤い竜の鉢ほど悪くは無いが
生臭い(ォェ

株の状態はこんな感じでした。





左が3号、右が4号。
3号は、今年花を咲かせたにも関わらず結構な大株になってますね。
分裂もして無いし。

対する4号は、春先に植え替えたときより大きくなっているものの
根の伸びがいまいちのような・・
でもまあ、株自体はしっかりしてそうなのでちょっと安心した。
葉の数が少ないのは、バテたのかも知れん。
秋の成長に期待しよう。  

Posted by K at 23:36Comments(0)TrackBack(0)食虫植物

2009年08月25日

赤い竜の植え替え

植え替えた。
本来なら、2月の休眠中にするべきなのですが
用土のミズゴケが真っ黒に傷み始めて思ったよりひどい状況だったので
思い切ってやりました。

ついでに、株分けもしました。
株分けする積もりは無かったのですが傷んだミズゴケを落としていくうちに
ポロポロと分かれてしまった。
まあ、無理に分けたので無いからいっか。

で、根の状態を確認したらちょっと伸びが悪かったような気がする。
親株も幾つも分裂していた。捕虫葉も小さくなったし。
ミズゴケが傷んでいた所為か?
種を取った所為か?
そりゃ種を105個も作ればくたびれるわなぁw

植え替え後の様子。


大きい方が親株で隣が子株その1。
親株は、2つぐらいの株が引っ付いたような感じで大きくなればまた分裂しそう。
子株その1は、去年から分かれてた株(たぶん)。
非常に小さかったので冬は越せないと思ったら生きてた奴。



子株その2と、その3。
いい機会なんで砂系で植えて見た。
ミズゴケには、それなりのメリットがあるんだけど
あんまり傷みが早いとちょっと困るよねー。
管理が悪かったから早く傷んだのかも知れないがどうなんでしょうか。

他に植え替えが必要かもしれないのがあるのだけど迷うなぁ。
4号が不調で消えて行きそうなぐらい弱々しくなってる。
けど、一緒に植わってる3号は、好調なんですよね。
単に性質の問題だろうか?
暑さにやられただけだろうか・・・。
困った。。。  

Posted by K at 22:08Comments(0)TrackBack(0)食虫植物

2009年08月18日

小バエ対策・ピンギキュラと総括

今回で最後です。
前回までに出てきた食虫以外で、家にある食虫で小バエ対策になりそうなのは、エセリアナ(P.esseriana)。





エセリアナは、ドロセラと同じく葉の表面に粘液を付けて虫を捕らえる取り餅式の食虫植物。
違うのは、虫を捕らえてもクルクル巻かないことぐらいかな。
で、虫を捕らえる傾向は、
 ・近くに小バエの発生源があり沢山飛んでいる場合、たまに掛かる程度

以上w
あんまり虫を取らないんで心配になって人様(私)が小バエを取って来て葉の上に置いてやるぐらいw
家だけなのか?

もしかして、食虫植物って「虫取りますよ」って姿勢だけで、虫を捕まえているところを見たいと言う
人間の心を揺さぶり、人に虫を取らせ自分の物にする高度な戦略の上に成り立っている
んじゃないだろうかと
思うことがあるw
それぐらい虫が掛からない。家のエセリアナw
小バエの発生源の近くに置いてもたまにしか掛からないので対策にもならないですねwww
お勧めしませんw

以上で個別の対策としての食虫を書いてきましたが総括すると
 ・エセリアナよりハエトリソウの方が良い
 ・ハエトリソウなら小さな捕虫葉が沢山ある方が良い
 ・ハエトリソウよりドロセラが良い
 ・ドロセラは、ロゼットタイプより立ち上がりタイプが良い
ってところですかね。
あくまで家にある食虫植物で小バエ対策とするならですが。
#ちなみに、ヘリアンフォラとセファロタスもありますが水槽育成のため除外します。

しかし、前にも書いたように小バエが完全に居なくなる訳ではないので
直ぐにでも居なくなって欲しいと言うなら、次のように対策するのをお勧めします。
 ・発生源を断つ
   → 生ゴミは、乾燥させるか密閉の上即時廃棄する
 ・市販のハエ対策品を使用する
   → 食虫植物より強力な誘引で虫を捕らえる
特に発生源を断つのは、即効性があり確実なので実行して見ましょう。

でもまあ、小バエ対策でなくても観賞用として育てて見る事をお勧めしますよ!  

Posted by K at 23:19Comments(0)TrackBack(0)食虫植物

2009年08月15日

小バエ対策・ドロセラ編

今回は、ドロセラ。
ドロセラと言っても沢山種類がありますが、家にあるドロセラに付いて纏めるので
全てのドロセラに言える事とは限りません。その辺、ご了承願います。
今家にあるのは、トウカイコモウセンゴケ(D.tokaiensis)、ナガバノモウセンゴケ(D.anglica)、モウセンゴケ(D.rotundifolia)。
モウセンゴケは、水で戻したミズゴケから勝手に生えてきた物で虫を捕らえるほど大きくないですね。
実質、トウカイコモウセンとナガバノモウセンゴケのみの纏めになります。
(写真はナガバ)









ドロセラは、毛氈の先にネバネバの液体を付けて虫を捕らえる鳥もち式の食虫植物。
ハエトリと違ってネバネバに触れたら最後と言った感じになる。

で、家にあるドロセラの傾向は以下のようなもの。
 ・大きい物では、蚊ぐらいの大きさから肉眼では何虫か確認できないくらい小さな虫まで捕らえる。
 ・蚊より大きいハエトリグモや小型の蜂などは、足に付いたネバネバを気にしつつ、自力で脱出していた。
   (あああ、何だこのネバネバわって感じだったw)
 ・虫を捕らえるのに、植物自体の大きさはそれほど関係しない(中株以上を前提)。
 ・トウカイとナガバでは、ナガバの方が良く捕虫している。
 ・虫の特性に縁るものだと思うが土の上をウロウロする虫ならトウカイ。葉に止まったりする虫ならナガバが
  捕らえるって感じで、ナガバの捕らえる虫は結構多種のように思う。

標的が小バエであれば問題なく捕らえられると言える。
小バエ程度の虫なら脱出は、9割ぐらいは不可能。
実際、家では活躍中だ。

トウカイが捕まえた瞬間を見た事があるけど、食虫植物の出すフェロモンに誘われたと言うより
たまたま着地した所がネバネバだった見たいな感じw
虫にして見れば、あれ?動かない、何で?ッて感じだと思うw

ハエトリソウと比べた場合、どちらが小バエを良く捕らえられるか?と限定した比較では、
ドロセラの方が良いです(あくまで家では)。
また、トウカイの様なロゼットタイプがよいか、ナガバの様な立ち上がるタイプが良いか?では、
立ち上がるタイプが良いかな(あくまで家では)。

参考になったかなぁ?
でも、虫を取ってくれると言っても、全く居なくなる訳でもないので
虫が減らないじゃないか!って怒らないでねw  

Posted by K at 23:27Comments(0)TrackBack(0)食虫植物